【映画 スーパーの女 伊丹十三監督】津川雅彦、宮本信子主演。ことなかれ主義のボンボンと、正しさを貫く主婦
スーパーマーケットの二代目経営者・津川雅彦と、めっちゃ元気でカンの良い主婦・宮川信子。
小学校の同級生である二人が、数十年ぶりに再会しダメスーパーをいっしょに立て直す映画「スーパーの女」のお話です。
- 平成初期の雰囲気を味わいたい
- スカッとする話が好き
- スーパーや生鮮食品店に勤めている
1つでも当てはまっていればOKです!
本記事の内容
ストーリー
二代目のボンボン経営者・津川雅彦と、子供が独立したおひとりさま主婦・宮川信子。(役者名ですみません)
小学校の同級生である二人が、数十年ぶりに再会するところから始まります。
キャストには伊集院光、柳沢慎吾、あき竹城など知名度の高い人がおり楽しいです。
ことなかれ主義のボンボンと、正しさを貫く主婦
売り場は乱れ従業員や仕入れ業者も問題だらけ。ライバルスーパーに負けつぶされそう。それでも波風を立てるのが嫌で、口出しする勇気がない津川雅彦。対して、わからずやの鮮魚部門・精肉部門のリーダーをはじめ、一人一人に明るく、まっすぐに、繰り返し語りかける宮川信子。
津川雅彦は本当にダメダメで、宮川信子の行動にスカッとします!!
正しい行動、危険も伴う
宮本信子は、正しいことをするあまり、何回も怒鳴られたり、しまいには命が危ぶまれるトラブルにも巻き込まれたりします。
宮本信子に賛同しているはずのパートのおばさんも、経営陣を前にすると勇気がだせないのも印象的なシーンです。
波風を立てないのか、正しいことを貫くのか、自分に置き換えると、宮川信子にはなってみたいけどとても難しいことだと感じます。
監督・伊丹十三と主演・宮本信子
映画に疎いので、伊丹十三監督が有名なことは知っていたが見たことがありませんでした。
調べたら、宮本信子が妻だと出てきてびっくり!!!
しかも、代表作は主演・宮本信子ばっかり!!!(ご存じの人に取ってはきっと当たり前すぎる話でしょう)
監督作品は他に「マルサの女」、「あげまん」、「ミンボーの女」、「マルタイの女」など・・・そう、”女”はすべて宮本信子。
ちなみに津川雅彦もほとんどの作品にでています。
しかし、スーパーの女がさまざまな職業で正しさを貫いてるのだったら、めっちゃ見たいやん伊丹作品。
残念ながら”スーパーの女”発表の翌年、1997年に伊丹十三は亡くなります。急死だったので、映画でさまざまな風刺を扱っていたので逆恨みされたか?などの憶測もあるようです。
↓↓ 宮本信子さんは映画・阪急電車でも好演! ↓↓
伊丹十三の監督時代、俳優、デザイナー期、記念館
映画監督時代は1984~1997年と短期間で、その前は俳優、もう一つ前はデザイナーをされていたようです。
俳優としての出演作品は、私は世代がずれているためか一つもわかりませんでした・・。
デザイナー時代はレタリングが得意分野で、明朝体で右に出るものはいないと評判だったそうです。いまでは様々な文字フォントが簡単に使えるのでピンとこないですが、そういえば私も中学の美術の授業で手書きの明朝体を練習しました。私のあとの世代はおそらくやっていないのではないでしょうか・・。
伊丹十三は少年・青年期に愛媛県松山市に住んでいて作家の大江健三郎と知り合ったそうです。松山市には伊丹十三記念館があり、館長は宮本信子。どこまでも仲がいいですね!!!
スーパーの女を無料で見る方法
ツタヤディスカス お試し期間があります!
おまけ.
”マルサの女”といえば私と同じように、桃鉄(桃太郎電鉄・ゲーム)を連想する方も多いのではないでしょうか?
↓ 動画57:32~ マルサの女が登場します。発動させた本人がマイナスをこうむることもある、容赦のなさ。ここでも女は正しさを貫いてますね。
映画スーパーの女 を知ってよかったこと
- 平成初期の雰囲気を味わえた
- 伊丹十三作品を、とっつきやすい題材で知ることができた
- 宮本信子さんのかっこよさがわかった
よろしければ試してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。