【本】20世紀を彩った女たち 向井千秋、淡谷のり子、宇野千代、宇津木麗華、竹中ナミ、梅澤由香里

まんがで読みやすい「20世紀を彩った女たち」のお話です。

こんな人におすすめ
    • 日本の歴史や文化に興味がある人
    • ヒューマンドラマや感動的なストーリーが好きな人
    • フェミニズムや社会問題に関心がある人
    • マンガやエンターテイメントが好きな人

1つでも当てはまっていればOKです!


20世紀が終わってから20年以上も経っているわけで、私は知らなかった人が6人中3人もいました!

この6人の名前の挙がったのが、00年代当時の状況を切り取っていておもしろいなと思います。

向井千秋(宇宙飛行士)

日本初の女性宇宙飛行士。

たくましいオバチャンというイメージで、勝手ながら独身かなと思っていました。

向井というのは旦那さんの姓でした。

まんがは夫目線で、すごくピュアで可愛いヒロインとして描かれています。

夫の向井万起男さんが書いた「君について行こう」という本がベースになっているそうです。

宇野千代(作家)

作家。その前にモデルやウエイトレスなどいろいろ経験したそうです。

新幹線も飛行機もない大正時代に、北海道、東京、山口と思いつくままに移動するパワフルさも。

そして現代なら公にできないような、自由な恋愛関係が描かれています。

当時も新聞にゴシップ記事は載ったようなのですが、それでも自由にふるまい続け、作品も売れ続ける。
昔の有名人のほうが思いのままに生きやすかったのかな?と感じました。

生涯は1897年~1996年、98歳の天寿をまっとうされました。

竹中ナミ(障がい者支援団体理事長)

第2子の娘さんが重度の障がいを持っています。その上でボランティア活動も始めたスゴイ人。

障がいと言っても娘よりも程度が軽く、少しサポートすれば働ける人が多いと気づいたそうです。

障がい者本人の意識改革も行いました。

当時は障がい者はほとんど雇用してもらえない状況。
働く意欲が低く、就業トレーニングも中途半端でやめてしまう人が多かったそうです。

この方は初めて知りました。

自分の娘より軽度の障がいの人に尽力できるというのは、めちゃくちゃ愛にあふれた人だなと思います。

淡谷のり子(歌手)

青森から出てきて、母と妹を養うためクラシックから大衆音楽に路線変更。

戦前・戦中の難しい時代も超えてきた、めちゃくちゃカッコイイ女性です。

私はモノマネされている、ホワホワしたおばあさんのイメージしかなかったので知れて良かったです。

 

朝ドラ「ブギウギ」でも菊地凛子さんが演じてとても印象的です。笠木シヅ子さんと交流があったんですね。

笠木シヅ子さんは強運と言われる五黄の寅年の生まれです。

宇津木麗華(ソフトボール選手)

宇津木妙子コーチにあこがれて、中国から帰化した選手。

1996年アトランタオリンピックは、帰化後3年以内で母国からの許可が得られず出場できないという悲劇に見舞われます。

2000年シドニーでは銀メダルを獲得。

そして現在では全日本女子ソフトボールの監督になり、2021年東京オリンピックでは金メダルに導きました。21世紀もいろどってますね!

梅澤由香里(棋士)

父の熱心な教えで大人を負かすほどに実力を伸ばします。

まんが「ヒカルの碁」を監修したり、テレビで解説したりも。

女子アナのようにカワイイです。


まとめ

  • 6人の女性たちの生涯や功績に触れることで、20世紀の日本社会の様相が浮かび上がる
  • 向井千秋:日本初の女性宇宙飛行士。実は夫に溺愛されているカワイイ女性
  • 宇野千代:作家であり、自由な恋愛関係を持ち、長い生涯を豊かに生きた
  • 竹中ナミ:障がい者支援団体の理事長で、娘の重度の障がいを抱えながら尽力
  • 淡谷のり子:青森出身の歌手で、クラシックから大衆音楽に転向し、強い生き方を示した
  • 宇津木麗華:中国から帰化し、ソフトボール選手、監督として成功を収める
  • 梅澤由香里:父の指導で棋士として成長し、メディアで活躍する

よろしければ読んでみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

     

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