【本】そのお金のムダづかい、やめられます 脳の専門家が脳のクセから改善!ムダ遣いは脳の困った省エネ
お金のムダづかいを論理的に改善したい人におすすめの本「そのお金のムダづかい、やめられます」のお話です。
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- お金の使い方に悩んでいる人
- 投資や資産運用に興味がある人
- ミニマリストやシンプルライフを目指している人
- 自己啓発やライフハックに興味がある人
1つでも当てはまっていればOKです!
本記事の内容
なぜお金を脳科学で見る必要があるのか?
私たちを悩ませる「ムダづかいぐせ」
- 貯金をしたいのに生活費のやりくりでめいいっぱい
- 街に出ると何かを買わないと気がすまない
- ネットショッピングで買いすぎてしまう
買ったときはムダづかいだと思っていないのになぜあとで「反省」が生まれるのか?
↓
「満足度の高いお金の使い方」ができていない
それまでの投資を惜しみやめられなくなる”コンコルド効果”
コンコルド効果とは、それまでの投資を惜しみやめられなくなること。旅客機「コンコルド」はスピードが速く格好良いが採算が合わない。これを使い続けることで開発メーカーが倒産してしまったエピソードから来ています。
それまでにお金や時間をかけていればいるほど判断ミスは多くなる。
「ここまでやったのにもったいない!!」
「この出費(投資)は価値のあるものだ」
「続ければ、いつかは採算に乗せられるかもしれない」
やればやるほど出費が増え損失が増えることがわかっているのにやめられない。
継続した出費のほうが単発の出費よりムダづかいだと気づきにくい。目をそむけているかたも多いのではないでしょうか。私もその一人です。これは間違いなく効果があると思い実践してみました。
【実践】やめてみたもの
私が実際にやめてみたもの
- スタンプカード
10個中9個か8個貯まった時が最も危険!特に期限付きのもの。半年間で特典を利用しなかったものは不要!
もうちょっとでたまる!」というときはノリと勢いで買いor利用してしまいたくなります。でも特典をもらうための1~2回分の出費はいかがなものか?もちろん普段の生活で自然にたまるスタンプ・ポイントカードは持っておいてよいでしょう。最近では楽天・dポイント・Tポイントなどの共通ポイントが充実して個別のスタンプカードより貯まりやすくなっています。
捨てたもの→ スーパー銭湯のスタンプカード、たい焼き屋のスタンプカード、雑貨屋のポイントカード、期限切れのクーポン(ゴミ)、もう行かない病院の診察券(ゴミ)、もう行かないカラオケ屋の会員カード(ゴミ)。スタンプ・ポイントカードをたくさん持っているとこういったゴミも紛れ込みやすいのでその意味でも見直しは必要ですね。 - 超大作のマンガを買い続ける・・・長年好きでコミックスを買い続けていたのに、いつの間にか新刊情報に疎くなり、ストーリーの進行にもついて行けず。思い切ってネタバレ動画で内容を把握することに!
- 終了したマンガを最終巻まで揃える・・・揃え始めたら最後まで買うべきであるという思い込み。これもネタバレブログで結末を把握することに。7巻まで買ったのだから作者さんには充分貢献しているはず!
- 株の塩漬け(一部)・・・塩漬けとは損失が出ている株を損切りせず持ち続けていること。配当金や株主優待などである程度回収できているものから売却。
- 野菜を揃える・・・色鮮やかな食卓が健康に良いのは間違いない。だが家計にそんな余裕なし!ミニマリストかぜのたみさんの考え方も参考に。
- 高いパンを買う・・・クロワッサンやスコーンにはまって1個300円のを買っていたことも。100円でも好きなパンなら満足できる
- カフェでの勉強・・・作業に集中できるけど、飲みもの高い!
- スマホのギガプランを減らす・・・家にいる時間が増えてWi-Fi使えているからギガほとんど使ってなかった。
- 資格の本を置いておく・・・一度得たスキルを使える状態にしておくべきであるという思い込み。よく考えたらその資格を使うことはなく、むしろその本たちを見ると活用できていないという負の感情がふつふつと湧くだけ。
- RPGゲームを最後までやり続ける・・・攻略動画で十分世界に浸れる!
まだやめられていないもの
- アーティストのファンクラブ
- 株の塩漬け
- 週1以上外食行きたい気持ち
すぐやめられなくても書き出すだけで一歩前進できた気がします。
「負担になっているもの」をやめる。金銭面だけではなく、物理的なスペース・時間・頭のキャパなどあらゆるものから解放され、スッキリします。
落とし穴!選択肢が絞られていると欲しくなる
コロンビア大学のシーナアイエンガ-博士の実験で明らかになっている面白い実験。
食品売り場の試食コーナー。6種類のジャムと、26種類のジャムでは、
6種類の時のほうが購入した人が多かったというのです。
- いつも「オススメ」「人気」と書かれたものを選ぶ
- 迷ったらオススメはどれですかと聞いてしまう
↓
「オススメ」や「人気」以外選べないときは実はそれほど欲しくないのだと認識する
選択肢が多すぎて選べない時は一度考えなおす。
脳は省エネしたい
ムダづかいは脳が自動的に行う「ラクな判断」に身をゆだねているから。
決断エネルギーを減らすためにささいなことはパターン化しておくとよい。
オバマ大統領、マークザッカーバーグなど大きな仕事をしている人は服装を固定していたりする。
ミニマリストの思想にもつながります。
× お金が減ると貧乏になる
○ 欲望が増えると貧乏になる
お金が足りないという思い込みを捨てて満足のいく使い方をしましょう!
そのお金のムダづかい、やめられます を知ってよかったこと
- 投資した時間やお金に対する心理的な執着が、不合理な支出の継続につながることを学んだ(コンコルド効果)
- つい”オススメ”を選んでしまう場合は、本当は欲しくないのかも、と立ち止まれるアイデアをもらった(選択肢が限られると欲求が増す)
- ムダな支出が脳の「ラクな判断」に基づいている可能性があるとわかった(脳の省エネ)
- 決断エネルギーを節約するために、ささいなことをパターン化すると無駄な支出を防げるとわかった
よろしければ試してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。