【本】パリの朝食はいつもカフェオレとバゲット フランス人はなぜ仕事と子育ての両立が上手なのか?
フランス人は子育てや家事、仕事があっても無理なくかっこいい暮らしをしているみたい。
その秘訣がわかる本「パリの朝食はいつもカフェオレとバゲット フランス人はなぜ仕事と子育ての両立が上手なのか?」のお話です。
- 子育てに疲れている
- 料理に疲れている
- フランスに興味がある
1つでも当てはまっていればOKです!
本記事の内容
旅行じゃ分からないフランス人のいつもの暮らしって?
ホテルのクロワッサンと家庭のバゲット
フランスのホテル
クロワッサンとカフェオレだけ。グルメの国のシンプルだが充実した朝食に感動
フランスの家庭
バゲットとカフェオレ。焼きたてのクロワッサンは少し贅沢。バゲット1本の値段より高い。
ヨーグルトはこってりと濃厚。ローズマリーやタイムなどのはちみつとも合わせる。
クロワッサンが高級でバゲットがお手頃という感覚。初めて知りました。
われわれ日本人だとほぼ使いみちでどっちを買うか決めるのではないでしょうか。クロワッサンが食べたいときは絶対クロワッサン、バゲットはアヒージョとかガーリックトースト・明太トーストなどに使う。
予算に余裕があるからってバゲットじゃなくクロワッサンにしようとはあまりならないですよね。
小さな子でもテーブルセッティングやサラダ作り
幼稚園児の娘が朝食のテーブルをセッティングしている。紙ナプキン、ナイフ、スプーン。「母親が早起きして用意する必要のない朝食は、いいものだ」
フランスは日本に比べてスーパーの 既製品ドレッシングが少ない。一方で酢は豊富。赤ワイン酢、白ワイン酢、バルサミコ、シェリー酒、自分好みのドレッシングを作れる。
EU最大の農業国だけあって、フランスの野菜は多彩で味が濃い。
小さな子どもが食卓の準備をしたり手作りドレッシングでサラダを作る描写。本「フランス人は子どもにふり回されない」にもありました。ウチも見習いたい!子どもはいま生後2カ月なのでまだまだ先ですが..
コース料理は意外とイイコトたくさん!
週末はごちそう
ちなみに平日夜は昼より簡素
知人宅のごはんに呼ばれたら15分遅れで。
昼 コース式で サロンでカナッペ、リビングで前菜、メイン、グラタンやオーブン焼、ケーキ、食後にコーヒーや紅茶で1~5時ごろまで過ごした。
フランス料理ばかり作るので調味料や道具も少なくてよいし、何回も作るので上達する。日本人はいろいろ作りすぎる。
何回も作ると上達する。たしかに、と腑に落ちます。おいしそうなレシピを見たらいろいろチャレンジしたくなるもの。でも頑張った割に出来上がりや家族の評価がいまいちだとがっかりですよね・・・。
自分が自信を持って作れる。そして家族も期待して喜んでくれるお料理が決まっているとうれしいですね。
何回も同じものを作るなら、買う食材を固定するのもいいかもしれません。
フランス料理の調理法はもてなしにも向いている。
ポトフなど煮込み料理はあらかじめ作っておく。ローストチキンなどのオーブン料理はつきっきりでいなくても、出来上がりを待ちながら友人とおしゃべりできる。キッチンも汚れない。揚げ物しない。
正反対なのは中華料理でしょうか?できたてがおいしくて、厨房も飛び散った油をすぐ掃除する、とテレビで見ました。
フランスでは自宅に人を招いたとき、料理はテイクアウトでもよいがデザートは手作りするべきだと聞いたことがある
日本と逆!?ご飯よりスイーツのほうが外で買ってくることが多い気がします。
前菜・メイン・デザートと区切って出すと期待感が増し、一つずつほめてもらえたりするからもてなす側も楽しい。
これは盲点!”コース料理は作る人がいつまでもキッチンにいなければならないのでお店でしか無理””フランスの家庭ではお母さんが食べずに時間を犠牲にしているのだな”と思っていました。ところが実際は、全員でおしゃべりしながら一皿を食べる。終わったらゆっくり次の一皿を出す。一皿一皿にみんなでコメントしながら食べる。なんて優雅なんだ。一気に仕上げてすべてを並べようとする日本の食卓のほうが、お母さんが犠牲になっているのかも。
うちの実家でよくあった光景。母は「お肉かたくない?」とか「味はうすい?」とか色々気になる様子。でも私たちほかの家族は、おかずを食べる順番は個人の自由だから「いやまだ食べてないし」とめんどくさそうに答える。お母さんかわいそうですね。
赤ワインの効果
フランス人は肉や乳製品から動物性脂肪をたくさん摂るにもかかわらず、心筋梗塞など虚血性の心臓病での死亡率が高くならない。
赤ワインに含まれるポリフェノールのおかげ。赤ワインの成分と女性ホルモンが作用して血管内で一酸化窒素を発生させ、動脈硬化を防いでいたのだという。(多量飲酒はダメ。というかしない)
ワイン、美味しくて健康にいいなんて最高ですよね・・・(妊娠・授乳期でもう約一年禁酒中のわたくし。涙)
デザートが甘すぎるワケ
料理には砂糖を使わない
フランス料理はほとんど砂糖を使わないため、甘味を補給する手段としてデザートが発達したと聞いたことがある。
レストランでは「前菜とメイン」または「メインとデザート」というコースを選べるところもあるが男女とも「メインとデザート」が多い。
それで、ヨーロッパのチョコやお菓子は日本より甘いわけか!と納得しました。日本の料理は結構砂糖を使う。だからスイーツはあっさりが良いんですね。
肉は骨付き
フランスでは薄切り肉や骨を外した鶏もも肉を手に入れることが難しい。塊の肉、厚切り、骨付き。
自分で薄切り肉を作成するときは冷凍して包丁で薄く切る。冷たくて力もいるので大変。日本食料品店には売っている。
骨付き肉から薄切り肉を自分で作るなんてめちゃくちゃたいへんそうです。フランスに住むのに憧れますが、これを聞いただけでちょっとあきらめたくなる・・・。日本って便利なんですね。
この本を知ってよかったこと
- パンとコーヒーの2品でも、フランスにかかれば最高の朝食になりえると知った
- 日本人はいろんな国の料理をがんばって作りすぎだと気づいた
- レストランじゃないんだから、アツアツ出来立ての料理を毎日家族に振る舞う日本人はがんばりすぎなんだなと気づいた
- 子供を含めた家族全員が家のことを一緒にやると、フランスのワーキングマザーのように少し余裕ができるのかもしれないと気づいた
よろしければ試してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。