【本】マーヤの自分改造計画ー2010年代の13歳女子が1950年代のティーン向けアドバイスを実践
内気なティーンエイジャーに勇気をもらえる本「マーヤの自分改造計画」のお話です。
- 自らの限界を乗り越え勇気を持つことに興味がある人
- 中学生や高校生などのティーンエイジャー
- 社会や人間関係に興味がある人
- ドラマチックな展開や感動的なストーリーが好きな人
1つでも当てはまっていればOKです!
本記事の内容
作者マーヤ(13歳)の日記形式のストーリー
本に書いてある通りに一年間過ごす
作者本人であるアメリカの中学生女子 マーヤ(13歳)が主人公。
当時2010年代前半だと思われます。
この子が、1950年代に書かれた実在の本「ベティ・コーネル(※1)のティーンのための人気者ガイドブック」のとおりに中3(※2)の一年間、実験してみる話。
(※1実在の人物で本の作者。1950年代当時モデルをしており、本も出版)
(※2アメリカの学年は小5・中3・高4の地域もあるので日本の年齢とズレている。以下グチが続くがこれも先に注釈を出してほしかった点のひとつ!) |
本の冒頭が分かりにくい(個人的グチ)
この本は冒頭でいきなり、現代おばあさんになっている”ベティ・コーネル”が、本を出版したマーヤを応援している文章がでてきます。
アメコメっぽい派手な表紙がかわいくて手に取りましたが、フィクションの物語だと思っていたので、序盤は意味がまるで分かりませんでした(笑)
広告とか予告とか見てないから、初見でこれは無理!
マーヤに思い入れがまだないのに、先にベティ・コーネルが出てきても「誰やねん」です!
そのあと急に、○月○日ってマーヤの日記がずらずらっと始まるのです。おーい、「はじめに」はないのか?アメリカの本ってこういう感じか?
という不満を抱きながら読み始めたこの本。中身は日本人でも十分共感できる内容でした。(笑)
みんな、自分の存在に気づかれるのを待ってるんだ
私がマーヤの言葉で一番好きだった部分。
あたしは人気者になりたい。ほかの人に好かれたい。だけど、ほかの人たちもみんな、自分の存在に気づかれるのを待ってるんだってことがわかった。
この本で一番重要な章、”普段しゃべったことのないグループの子たちみんなに一カ月かけて食堂で話しかけていく”を実践したマーヤが気づいたことです。
自分と似たようなレベル(と思い込んでいる)グループですら話しかけるのを怖がっていたマーヤ。
少しづつ話しかけやすいグループをまわり、男子ばかりのテーブルや、不良のテーブル、ついにはスクールカースト最上位の男女混合テーブルにまで、たった一人で上り詰めるマーヤはめちゃくちゃ勇敢で応援したくなります。
きっと周りで見ている生徒たちみんなも心の中で応援していたのではないかと思います。
まとめ
- まず本の冒頭で著者マーヤが参考にした本の作家ベティ・コーネルがマーヤを応援する文章が出てくる。これは読者には分かりにくく混乱するので要注意
- マーヤの日記形式で進むストーリーは、日本の読者でも共感できる内容であり、特にマーヤが自分の存在に気づかれることについての考えが印象的である。
- マーヤが一か月かけて食堂で話しかけていく実験を通じて、彼女が少しずつ勇気を持ち、グループに話しかけるようになる様子は、読者に勇気を与えるエピソードとなっている。
- マーヤが最終的には勇敢に振る舞い、スクールカースト最上位の男女混合テーブルにまで話しかける姿勢は、周囲の生徒たちからも応援されるべき勇気ある行動として描かれている。
よろしければ試してみてください!