【食>ご当地】 山口県下関名産 瓦そばを作る 新垣結衣・星野源主演のドラマ「逃げ恥」でも登場
山口県の郷土料理で、ドラマ「逃げ恥(逃げるは恥だが役に立つ)」でも登場した、瓦そばのお話です。
瓦そばの由来、逃げ恥
山口県民なら家庭でもつくるほど愛着のあるメニューだそう。
はじまりは、明治初期、西南戦争において薩長の兵士が野戦の合間に、肉・野草を瓦で焼き食べたというエピソードをヒントに、山口県下関市の川棚温泉で高瀬慎一さんという方が開発され、1962年から”たかせ”で出されているそうです。
新垣結衣・星野源主演のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」でも登場したそうです!(知りませんでした・・)
主題歌の恋ダンスも社会現象を起こしたこのドラマの二人、現実に結婚するようですね!(2021年5月20日追記) |
瓦そばを作る
山口県の名産瓦そばは、熱した瓦の上で茶そばを炒め、牛肉、錦糸卵などを乗せた料理。
先月、下関市の川棚温泉に行ったときに自宅用のお土産で購入しました。日曜のお昼にぴったりのメニュー。
パッケージに似せて作ろうとしたら、思ったより工程が多い・・!
麺の工程
- お湯を沸かし、茶そば(乾麺)をゆでる
- ざるに移し冷水で締めて水を切る
- フライパンまたはホットプレートで麺を焼く
- 添付のそばだしをあたためる
具材の工程
- 牛肉を焼く(麺つゆで煮絡めた)
- フライパンで卵を焼き、少し冷まし、細く切り錦糸卵にする
- レモンを輪切りにする
小ねぎを切る⇒ないのでキュウリを切る- 海苔 大森屋さんの優待品(こちらの記事)を使用!
もみじおろし⇒めんどうなので割愛
盛り付け
- そばを皿に乗せる。ちょうどうちには黒い平皿があるので使う。形は丸いが。
- そばだしを先にかけてしまおうと思い、かけはじめるが、量が多いので、結局つけだし用の小皿に入れる
- パッケージ写真を見ながら具を並べる
完成!
何とか似た感じにできたと思います。なんだかんだで作るの楽しかったです。
そばはもう少し焼いたほうがよかったかも。という夫さんの意見でした。
たしかに、上の暖かいゆでたおそばの食感と、底の瓦の熱でパリパリのやきそばの食感がおそらく瓦そばのポイント。でも、うちのフライパンは鉄製で油断すると全部引っ付くのでそこそこで切り上げたのですよー。ホットプレートで作るといい感じになりそうです!
そういう改善点はありましたが、自作でも概ねおいしかったです!お土産を食べてしまっても、ひとつひとつは近所で調達できる具材ばかりなので再チャレンジもできますね。
本場、川棚温泉
瓦そばが開発された川棚温泉は、江戸時代には毛利家が本陣を構え、湯治場として栄えること800年を経て今に至るそうです。
当時、「瓦」や「土塀」は庶民の家では使用を許されていませんでしたが、たくさんの人が訪れる川棚温泉では、治安維持のために許可されたそうです。他の地域より瓦が豊富にあったということなんですね。
私たちは川棚温泉グランドホテルに1泊しましたが、部屋のお風呂、家族風呂(予約者がいなかったので開放)、大浴場と温泉三昧でした。大浴場は種田山頭火の詩「分け入っても分け入っても山」などが壁に明朝体であしらわれていて、美術館のような洗練された不思議な雰囲気でした。日帰り入浴もできるようです。夕食は”もみじてらす”にてもちろん下関のふく(ふぐでなく福とかけてふくと呼ぶそうです)の料理をいただきました。ちょうどもみじがきれいな時期で絶景でした。スタッフのかたもみなさん優しくとても良い気分で過ごせるお宿でした。
敷地内に瓦そばのお店 お多福もありました。
結局お多福でもたかせでもなく、現地ではサービスエリアでいただきました(;^ω^)美味しかったです!