【本】フランス人は子どもにふり回されない
タイトルの通り!自立した子どもになるフランス人の子育て。
フランス人と言えば「フランス人は10着しか服を持たない」という本も有名ですね。そんな彼女らの子育ては?
本記事の内容
フランス人は子どもを持っても”自分”
日本では当の子どもからだけではなく周りの人や世間からお母さん・ママと呼ばれ、そう見られますよね。子どもを持った女性はそれまでの自分とはカテゴリに入り、一度越えた境界線は強固なものでしょう。でもフランスの女の人にはそのような人生の区切りはなく、出産・育児も一連の流れとして彼女たちが主人公のストーリーが続いていくようです。
はじめに。フランス人の子どもとの向き合い方
子どもを中心にした子育て法では結婚生活の満足度が低下している(アメリカの統計)
子どもの数が増えるにつれて不満度が高くなっている。
「子どもの付き人」「おかかえ料理人」「おかかえ運転手」子ども自身にとっても良くない
”赤ちゃんの脳の働きを良くするビデオ””大学入試まで一直線”
この定着した子育ての洗礼を受けた第1世代が脆弱すぎる。ティーカップ(割れやすい)と呼ばれる
大人は子育てに成功したと思ってもじつは子どもたちを不幸にしているのでは?
アメリカ人 読み書き・認知能力 を早く
フランス人 社会性、感情移入 を早く
米 多くの刺激
仏 中断して休む
米 欲求不満を抱かせない
仏 欲求不満に耐えられない子は不幸な大人になる
米 子育ての結果が重要
仏 子供と一緒に過ごす18年間の質も重要
米 親の睡眠不足、かんしゃく、好き嫌い、邪魔されることはしかたない
仏 それらのことはアンポッシブル!あってはならない
仏の考え方
・赤ちゃんに一晩中眠ることは、教えられる
・フラッシュカードなど要らない
・忍耐を学ばせる
・食べ物は味見すると好きになる
・ほめ過ぎは害になる
2.赤ちゃんは天才
フランス人は赤ちゃんに話しかけるときは親の声を聞かせて安心させるだけでなく、大切な情報も同時に伝えていると信じている。説明することによって混乱している赤ちゃんを落ち着かせることができると思っている。
・退院したら赤ちゃんに家のツアーを
・「おばあちゃん」とはパパまたはママのお母さんである、等を説明
・どこかへ行くときはバイバイと言い、いつ戻るか伝える
・外の新しい音は何なのか説明
「赤ちゃんを観察しているだけよ」
ママたちはかなりの時間赤ちゃんが何をしているのか見て過ごしているということ。
赤ちゃんが体験していることに波長を合わせ、何かの合図を読み取って、理解しようとする。
=感受性・・・乳幼児の保護者に最も重要なこと
赤ちゃんが必要としているときにそこにいる。だが、プレイマットの上で楽しそうにニコニコしてるときはそのままにしておく。
赤ちゃんに本当のことを話す。
・家庭で問題が無いか知って安心したい
・祖父母の死など隠さずに伝える
赤ちゃんにも礼儀正しく
・幼児言葉を使う必要はない
・マナーを学ばせるのに早すぎることは決してない。あとになって落ち着いた敬意のある関係を築くことにつながる
四六時中刺激を与えない
・話しかけ、ものを見せ、本を読んであげるべき
・でも赤ちゃんだって休憩したい。いつも見つめられたり話しかけられるのは嫌。話してもらった新しい情報を自分なりに理解する時間も必要
・赤ちゃんには安全な場所で自由にごろごろ転がれる時間を与える
生後2~3ヶ月は赤ちゃんの要求に応じて食べさせるのが普通。
でもそれ以降はフランスでは、
・赤ちゃんはできるだけ毎日同じ時間に食べるべき(自分でもできてないのに)
・少しずつを何度もより、多めの食事を少ない回数がベター
・赤ちゃんは家族の決まった食事リズムに合わせるべき
空腹で泣き叫んだら散歩やベビーキャリアで気をそらす。1日に数分間でも待つことに慣れていく。
母乳がベストだが、何が何でもというわけではない。現実的に考えてミルクで育った人も健康に育っている。”母乳育児を行う一番の理由は母と子がそれを楽しんでいるかどうか”
離乳食のうちから、子どもがきらいそうな野菜の風味を少しずつ覚えさせていくと食べる楽しみを伝えられるかも。
3.赤ちゃんと睡眠
健康な赤ちゃんは誰でも短いサイクルで眠り、そのサイクルの終わりに目を覚まし、少し泣くことも多い
長時間続けて眠る秘訣は、自分の睡眠サイクルをひとりでどうつないでいくか。一つのサイクルから目覚めたあと、ベッドから出されることなく次のサイクルに突入できなければならない。このスキルをマスターするため練習しなければならない。
眠りながらうるさいのが赤ちゃん。ちょっと待つ。睡眠サイクルをつなぐことを学んでいるときはよく泣く。待たなければひとりでサイクルをつなぐ準備ができているかあなたにも赤ちゃんにも分からない。
待つのは5分くらい。2~3分待って大泣きなら何かを必要としている。そこで抱き上げる。
昼間はうたたねしてても日光を浴びさせる。寝る時間が近づいて来たら合図としてお風呂に入れ、パジャマに着替えさせ、子守唄を歌って、「おやすみなさい」という。部屋を暗くしてベッドの中に入れる。
一緒に気持ちのいい時間を過ごし、赤ちゃんにしばらく離れても大丈夫だと思わせ、安心して眠れるようにしてあげる。
赤ちゃんの眠り方について本人に話してみよう。”家族全員に休息が必要””ひとりで眠れるようになってほしいからママは数分間休むために出ていくけれど、また戻ってくる”って。”午前3時に起きる必要がなくなったら、みんなにとって、赤ちゃんにとってもどんなに素敵なことか”
初めて一晩中寝てくれたら親はそれがどんなに嬉しくて誇りに思うかを、本人にも伝えるべきだ。新しい能力を身につける助けになる。
よく寝てほしいのは親の都合だけではない。あまり夜寝ない子は、以上に活発になって、怒りっぽくなり、学習や記憶に障害を抱え、事故を起こしやすいという。
睡眠を学ぶことは家族の一員であるのを学ぶことでもある。フランスの赤ちゃんの多くが生後3ヶ月で夜を通して眠る。ちょうど母たちの出産休暇が終わるころで母親の多くが朝はフレッシュでいたいころ。
すぐにうまくいかなくても動じず、あなたの赤ちゃんが、フランス人のように夜おとなしく眠ってくれると信じ続けることが大切。そう信じていることを赤ちゃんにも伝える。これが役に立つ。
どんな時も優しく、忍耐強く、よく眠るにはどうすればいいかを教えれば、やがて赤ちゃんも学んでくれると信じる。
ちょっと待つことで眠り方を教える優しい方法は最初の4カ月に実行すると最高にうまくいく。もしその好機を逸した場合、フランスの専門家はよく、少し乱暴に泣きっぱなしにする方法を提案する。これについても赤ちゃんに話すこと。普通は数日で成功する。
4.赤ちゃんはグルメ
フランスでは子どもが勝手に冷蔵庫を開けて、好きなものを取り出すことは許されていない。
5歳のフランス人の女の子はひとりでオイルと酢、マスタードを計って混ぜ、家族のためにドレッシングを作る。その子がサラダを大好きなのも当たり前。私たちはみんな、自分で作った料理に思い入れが強くなる。
フランスの家庭では夕食のメニューを決めるのは子どもではありません。子どもたちに選択権はなく、何が欲しいとも言えない。
子どもが何かを食べなかったり、少ししか食べなかったら、そこは冷静に対応し、代わりに何かを与えるようなことはしない。
あなたは自信をもって落ち着いて、子どもの能力を信じ、大人と同じものを食べられるようになるはずだと信じる。
新しい味覚には距離を置いてしまう子どもたち。ウォーミングアップが必要。テーブル上の料理は少なくとも一口は食べなければいけないルール。新しい食べ物は1回の食事に一皿でじゅうぶん。
怖い顔せず見守る。嫌いだと言っても冷静に。少しずつ好きになってもらう長いゲームだ。
子どもの気に入らない食べ物をすぐにあきらめない。味付けによっては好きな食べ物に近づく可能性がある。子どもはその味を普通に受け入れるようになるだろう。いずれにしろすべての食べ物を好きになることはないだろうけど、どの食べ物にもチャンスを与えることができる。
子どもはお腹いっぱいになったときは自分でわかるものだし、わからなければ学習すべき。そのためには食べ物は少なめに出し、全部食べるよう強制しないこと。おかわりが欲しいという前に足すのもダメ。
ゴールは食事のたびにあの手この手で子どもの口に栄養のあるものを入れることではありません。子どもが自分から食べ物を楽しみ、ひとりで食欲を調整できるように導くこと!一回でじゅうぶんに食べられなかったら次の食事で補えばよい。
色々な種類の食べ物を味・色・食感を変えて与える。子どもを幼いながらも味のわかる美食家として扱うと、あなたの期待にこたえてそれなりにふるまってくれる。
逆に好き嫌いが激しく焼きチーズとバナナしか食べない子どもとして扱ったら、そういう子になってしまいますよ!
昼食・夕食・食間の飲み物は水。ジュースは朝食かたまにおやつのとき。甘い飲み物はパーティなど特別なときだけ。
見せ方。色が足りなければトマトやにんじんをかざる。子どもに手伝ってもらって野菜を並べる。子どもは誰でも2~3歳から陶器の皿で食べ、ガラスのコップで水を飲むことができる。フランスでは食べることは栄養のためだけでなく、五感を磨くのに最高の体験。
スーパーで野菜・生鮮のツアーを。
食べ物についての会話は明るく前向きに。
○○がキライ!と言われたら、他に何が好きか落ち着いて聞く。
親は子どもに野菜を食べさせようと必死になる姿を見せてはいけません!大げさに拍手して得意がらせるのもダメ。
キャンディを身体に悪い物質として扱ったり、この世に砂糖など存在しないと言い張るのはやめましょう。
甘いものはときどき、量を抑えて楽しむものだと教える。
レストランではテーブルを離れるのはマナー違反。子どもが空腹で、疲れていないときに。絵本やお絵描きを持っていき、好きな食べ物を選んでよいなど。賢さ、自制心を育てる場。
5.「すぐに」はよくない
3歳の子どもに必要とされること
話の内容をきちんとまとめ、はっきりと発音し、相手の気持ちを共有するにはどうしたらいいかを考えること。フランスの幼稚園ではどのように会話をし、計画を仕上げ、問題に取り組むかということを教えている(!!)
6歳になってからこの子たちが読み書きを教わると、3歳で教わるよりずっと短い時間で覚えられる。
フランス人は子どもが誰かの家に歩いて行けるようになったらすぐにも言えるよう「こんにちは」を熱心に教えている。子どもにはあいさつする親の背後でもじもじうつむくようなことはさせないのだ。
「こんにちは」は相手の感情を理解するための大切な学習。子どもに言わせることで無理やりにでも自分本位の殻から抜け出せば、ほかの人にも要求や感情があることを実感させている。「こんにちは」は礼儀のルールはほかにもあることをわからせるきっかけにもなる。「こんにちは」とはっきり言える子供はソファで跳び上がることは少なくなる。ひとりの人として見なされるから。
アメリカ人 ”訓練”トレーニング
フランス人 ”目覚めさせる””発見させる”
新しい食べ物の味見。動きを通して身体を発見。プールでパシャパシャ。ピクニックしてシートのまわりをうろつく。草を調べる。
感覚を目覚めさせれば、神経経路は進化していく。
習い事もよいが、ただ遊ぶだけの時間をたくさん与えるように。
子どもは遊びながら自分自身を形成していく。ただ、遊びは発達の為だけではなく、楽しみにも大切。
3歳の子と1対1で一日中過ごしたあと、大人の仲間が無性に恋しくなる。逆に3歳の子はそれをどう感じている?同じ年頃の仲間と遊び、社会性を身に付け、自分で友達を作り、順番を待ち、ひとりで仲間に入るにはどうしたらいいか学んでほしい。
フランスの親は、こどもがいったんひとりで歩けるようになって、滑り台にもちゃんと登れるようになったら、親の仕事は子どもが遊ぶのをそばから観察することだと信じている。
子どもが動くたび声をかけたり、滑り台で後ろから押したり、子ども同士のケンカのたびにすっ飛んでいくようなことはしない。
自分自身で争いを解決する機会を与えている。
渡り方や励ましの言葉をかけたいのをガマン。見つめるだけ。いざ子どもに必要とされた時、楽しむ。
あなたはサイボーグのような超人的な子を作っているのではありません。
子の知能指数を高められそうという理由だけで、バイオリンのレッスンを受けさせたり、その日12冊目の本を読み聞かせるのはやめよう。
子どもが楽しめる活動を自然なペースで。
現代は競争社会だが、幼児期はただたんに将来のための準備期間ではない。
一緒に過ごす20年近くの特別な瞬間を楽しむ。
6.ちょっと待つ
待つ練習。
ひとりで気を紛らわせる方法を見つけたら待てる子になる。
その方法をわざわざ教えなくてよい。
退屈した子にそのたび相手していたら、わんわん泣けばいいと思う子になってしまう。
(日本の子育てと真逆・・・?放置するとゆがんだ性格になるとされている=親が子にふり回されている)
「あとで行くから待っていて」と優しく説明する。
忙しいときは、あなたが何をしているかをていねいに説明し、わかってくれるように頼む。
こういうことは生活を落ち着かせるだけでなく、子どもが世界の中心ではないことを学ぶ。(たしかに、しっかり成長させたいならそうすべき)
フランス人は期待するのも合理的。ほんの数秒や数分待ってくれるだけでこどもは忍耐力をつけていく。
子どもが自己形成するには愛情と欲求不満の両方が必要。限度なく愛情だけを与えたら、すぐに小さな暴君になる。
子どもに大人の会話をじゃまさせない。「いま○○さんとお話しているの、少し待って」と落ち着いて言う。そして約束は守る。
子どもにとって急を要するときは、「じゃまをしてごめんなさい、ちょっといい?」というように教えよう。
子どもにとっての緊急事態は大人にとってどうでもいいことが多いのだけれど・・・。
子どもに他人を尊重し、まわりで起きていることに気付くことを教える。
子どものじゃまをしない。
子どもが喜んで何かをしているときは、親はあれこれ質問をしたり、別のことをしようなどと、余計な口出しをすべきではありません。
家族といえども人には誰でも、じゃまをされずに何かに夢中になる権利がある。(自分は、37歳なのに、いつもじゃましている気がする。突然話し出して)
フランスの親は、子を欲求不満にして傷つけてもまったく気にしない。
逆に、すぐに何かを欲しがったり、常に自分の気まぐれを押し通す子どもは幸せになれないと考えている。物事に一人で対処できるようになった子は、それを自分で誇りに思い、楽しむようになると信じている。
楽しみを先に延ばすことができる用事は、10代になってから失敗にも上手に対処でき、集中して考えるのが得意な子になりやすい。
子どもを常に幸せにしておこうとすると、あとで不幸にさせる。
かんしゃく
・怒るのは大人にも理解できる、と共感し不満をぶちまけさせる
・がまんしなければいけないとしたらどんな解決法がいい?と聞く。十分話せるまで落ちついたら、何か考えが浮かんでるはずだ。
・自主性を与えると雰囲気が変わって落ちつく。夕食の準備、自分で自分のことをさせるなど。
・家だと「自分の部屋で叫びなさい」といって落ち着いて出てくるのを待つ。出てきたら明るく対応。
7.子どもも、私も自由
母親が子どものまわりにつきまとっていると、フランスでは「その子の人生を生きさせなさい!」と言う。親は近くで見守り、子がいつ次の段階にすすめるか判断する。
子どもの能力を過小評価して、あれこれ指図するのはやめる。
3~4歳からお手伝いをしていると、より自立して(下線)大人は自分たちの世話をするためだけにいるのではない(下線終わり)ことを学んでいく。(自分はずっと長いこと、中学高校、いやおばあちゃんの介護が大変になるまでまで、このことを学ばなかった)
ケンカの調停者になってはいけない。
自分たちで解決法を考えるように言う。
「もし私たちがいつも仲介したら、子どもたちは少しバカになります」
子どもに危険について話し、どうしたら自分を守れるかを教えるべき。【車の危険さ】
子を危険から守ることと、世界から切り離すのとは大違い。
自分の力で困難に打ち勝ってこそ自信をつけていく。
子は自分で新しいことを始め、それをうまくすることで自尊心を育てていく。
親がほめすぎると害になることがある。
・新しいことに挑戦したいと思わない
・ほめられないとやる気が出ない
ほどほどに勇気づけ、ほめる。
子どもがきちんと話ができるように。話題から大きくずれると、きちんと言い元に戻させる。
会話上手にすることで、バカ話ばかりの退屈な子にしない。
(これを考えて実践したの、大学の飲み会でぐらいだ。歴が違いすぎる)
子どもにもプライバシー「秘密の庭」は必要。
自立。6歳から、家で自分に関することは何でもすべきだ。子をより高い次元に向かわせる。
8.女性でいるように努力する
子どもを置いて出かけるときの罪悪感。税金のようなもの。それがあることで逃げられるアメリカ人。
心配しながらすごすこの余暇は「汚染された時間」
大切な自由時間を台無しにしたくない、と割り切るフランス人。オフはオフ!
子に、子どもこそが母親の幸せと満足の素と感じさせると負担になると信じている。
子どもとは別の楽しみや興味、それは何かを子どもにも知らせたいと思っている。
内面が豊かなように行動し、おしゃれもすればすぐにやることが見つかる。
いかにも!の服装はしない。
見かけをよくすると気分もよくなり、バランス感覚もよくなる。
自由時間の大半をおけいこの送り迎えに使う女性は「タクシーママ」。恐ろしくバランスを失った女性と見られる。
この種のギセイは子どもにとってもよいとは見なされない。
あなたは自身の要求と気質を持つ子どもとは別の人間。
あなたが子どもより幸せになっていい。
感情面でも子どもの手本となるように、第三者的に落ち着いて対応する。
9.夫婦関係を見出す。
生後3ヶ月を目安に夫婦の関係を再構築するために、少しずつ子どもから距離を置く。子どもを置いて出かけるというわけではなく、家庭内での関係。
子どもには好きなときにいつでも両親の寝室に割り込む権利はない。
両親の生活には子どもを含まない部分もあることを理解させる。優しく。
10.「ダメ」とはっきり言う
子どもの欲求には際限がない。親としての仕事は時に「ダメ」と言ってこの連鎖にストップをかけることでもある。
子どもはたぶん怒る。あなたを憎むかも。でももし子どもを止めるためにそこにいなかったら、子どもはひとりでするかしないかを決めなければならず、さらに不安をかき立てる。子どもにいつも好かれていたいと思ったら、親としての仕事ができない。
子が悪さをするたびに叱りとばさない。教育をする。
叱るのはもっと悪いことをしたときに。
くだらないいたずらをしたときは睨みつけるのがふさわしい。
事を荒立てない。
落ちついて対応。
他人のいなくなったところで注意。
ジョークで激しい雰囲気を消す。
アメリカ人と日本人の子育てが似ている?
この本を読んでいて驚いたのは”アメリカ人の例”がまんま”日本人”だったことです。日本は子育てしにくいというけど実はアメリカのまねをさせられてきたのか?
日本古来の子育ては全然違ったはずで、フランス人に負けないしっかりした子を育てられていたのではないか?少し疑問に感じました。
アメリカ人がフランスのことを書いているという点では、「フランス人は10着しか服を持たない」と同じです。
著者 パメラ・ドラッカーマン
アメリカのマイアミ出身のインテリ美女。
ジャーナリスト、コラムニスト、ドキュメンタリープロデューサー。
マダム・フィガロ、ワシントン・ポスト、ガーディアン、タイムズ (英国)、サンデー・タイムズ (英国)などに執筆。
5冊本を出版。