【本】7日間で突然頭が良くなる本 哲学者 小川仁志

自分の話がつまらないかなと不安になったことはありませんか。それは哲学が足りないからかもしれません。

気になるタイトル『7日間で突然頭が良くなる本』のお話です。

こんな人におすすめ
  • 自己啓発や成長を目指している人
  • 論理的思考や言語能力を向上させたいと考えている人
  • 読書を通じて知識を深めたい人
  • 日常のコミュニケーション力を高めたいと思っている人

1つでも当てはまっていればOKです!


誰にでもできる範囲の頭がよくなる方法

  • 本質をつかむためにはそのものをいくら眺めていても答えは出てこない。分析することが必要。求められるのはその事に関連する知識。リンゴの本質、物事の本質は一つ。でもその一つの本質をつかむには、一旦その物事の姿を相対化する必要がある。
(字面をみると小難しい・・)
  • 例えば「リンゴ」という物の具体例で象徴的かつ異なる種類のものが10個くらい挙げられれば良い。果物としてのリンゴ、象徴(神話、伝記、ロゴなど)のリンゴ。たった一つの顔しか知らなければ、相手に騙されてしまう。
  • 誰にでもできる範囲での頭がよくなる(社会を知る)方法は、自然学(科学)、歴史、文学、時事の4つを押さえる。若い人は教育のせいで常識レベルの教養さえままならないことが多い。詰め込み・暗記はクイズにしか答えることが出来ない。やはり読書をすること。
  • 100冊の文学作品のタイトルを覚えても、思考がそれ以上広がることはない。1冊の文学をきちんと読んでいれば、作品の中の色々な要素が有機的につながり、作品を超えてわたしたちの現実社会にもつながってくる。
(たしかに私は春琴抄〈参照〉を一冊読んだだけだがそれで谷崎潤一郎の考え方や住む所や時代が初めて見えた。ストーリーの内容に関係なく、いろんな要素が本の中に押しピンで留められているように感じた)
  • ○○について持てる知識を総動員してそこから有機的に関連する事柄をどんどんひっぱり出す。ほら、自分の脳が動き出したのを感じませんか(感じる~)
  • 関連する言葉を挙げると言うのは、物の見方を変え、常識を疑うことにほかならない。類似する言葉、関連する言葉、反対の事柄を挙げていけばいい。
  • 類似語=辞書で見つかる
  • 反対のものを挙げると、対象の姿がよりくっきりしてくる
  • 関連する言葉ーマインドマップ。鍛えるー無茶ぶり千本ノック「バナナはお好きですか」→「そんなに芯のない人間に見えますか?」頭をフル回転させて関連する言葉を探す。
  • 人間の感覚や行為は非常に繊細で、少し違うとそれはもう異なる感情であり、異なる行為なのです。したがって、それらを表現するためには別の言葉が必要になります。季節なども細かく言葉があります。
(少し違うと違うんだったら、言わずとも分かるとか根本的に無理だ。そして語彙力のない人が自分の感情を伝えられずにザセツするのは当然だ。不良少年少女やコミュ障と自覚する人の存在。日本人は漢字で書く、ひらがな、カタカナ、少しずつ変わる単語を使っているから、コミュニケーションの長短に差が出て悩む人が多いのは当然じゃないか)
  • 論理的に話すためには、頭の中にふくらんだ情報を整理する。①グループ分け、②哲学概念で整理、③一文にする
  • ①グループ分け グループの中の言葉を1つにする。新しい言葉に置き換えるか、いずれかを選ぶ。最大公約数的な言葉や一般的な言葉。グループ”赤・ピンク・血の色”→赤系の色/赤
  • ②哲学概念で整理 グループ間の関係性を整理する
  • ③一文にする 英文法を使って1文にする。 S+Ⅴ 神は死んだ、S+Ⅴ+C 彼は赤くなった/彼は先生だ、 S+V+O すべての人は 生まれつき知ることを 欲する、 S+V+O+O 人は すべての権利を 共同体全体に 譲渡する、 S+V+O+C 彼は 彼女を 自分の秘書に した/(私たちは)人間を 目的に しなければならない
  • いつでもどこでも誰にでも当てはまるようにする、普遍化するためには、抽象的に表現する。具体的だと対象が狭まってしまうから。抽象的とはネガティブ一辺倒のことばではなく、余分なものを取り除いた本質。キャッチ―に表現する。いい霧型、体言止め型、ショック表現型、造語型、謎かけ型。極論型。

演習をしてみた

演習①「考える」とは何か

  • 類似語 熟慮する、検討する、比較する、悩む →思い悩む、分析する
  • 友語 イメージ、哲学者、勉強 →想像力を使う
  • 敵語 無関心、考えない →その場にとどまっている

考えるとは、

  • その場にとどまらず、想像力を使って、悩み分析すること
  • 今にとどまらず、想像し分析すること
  • 「想像と分析」

演習②「90分」とは何か

  • 類似語 1時間半、30分×3 →短時間集中
  • 友語 大学の授業、小学・中学の授業2h分(家庭科など)、集中、試験、映画より短い → 一科目
  • 敵語 100分、一年、一生

90分とは、

  • 一科目を短時間集中できるもの
  • 一科目に集中させる
  • 「一つを極めることが出来る」

演習③「インターネット」とは何か

  • 類似語  web、ググる、GAFA、テレワーク、電波、世界、情報
  • 友語 ビジネス、起業家、ベンチャー、若者カルチャー、買い物
  • 敵語 対面、同じ空間、プリントアウト、紙の情報、郵送

インターネットとは、

  • 誰にでも世界で活躍する機会を与えるもの
  • 平等な世界のチャンス
  • 「平等なチャンス」

模範解答は本の中で紹介されていますが、深さが全然違いました・・お恥ずかしい限り。気になる人は読んでみてください。

私の頭がよくなったかはわかりませんが、頭は使えたと思います。

まとめ

    • 頭が良くなるための基本:
      • 物事の本質を理解するには、関連する知識を集めて考えることが大事。
      • 自然科学、歴史、文学、ニュースの4つの分野を知ることが重要。
    • 深く読むことの大切さ:
      • たくさんの本を読むより、一冊の本をしっかり読むことで、その内容が日常生活に役立つ。
    • 関連する言葉を見つける:
      • 似た言葉や反対の言葉を探すことで、物事の理解が深まる。
      • 言葉をたくさん知ると、自分の気持ちや考えをうまく伝えられるようになる。
    • 論理的にわかりやすく話す方法:
      • 情報を整理してグループ分けし、関係性を考えて一文にまとめる。
      • 具体的な表現ではなく、わかりやすいキャッチ―な言葉を使うようにする。

よろしければ読んでみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。


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